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[リフォーム・リノベーション チェックポイント/自宅 チェックポイント]
交通事故よりも被害者数が多い!冬の「ヒートショック」を防ぐ対策とは!

2019-11-11


寒い季節になると増加する家庭内事故に「ヒートショック」があります。「ヒートショック」は高齢者に多くみられる健康被害で、実は交通事故よりも亡くなる人の数は2倍程度も多いのです。

「ヒートショック」が起こる原因は住まいと大きく関係していますが、適切な住環境づくりをすることで「ヒートショック」対策として機能します。

どのようにして「ヒートショック」が起こるのか、またどのような対策が効果的であるのか解説いたします。





ヒートショックってなに?


ヒートショックとは、急激な温度変化が原因で血圧が乱高下し、その結果として身体に現れる健康障害のことをいいます。とくに高齢者に多く、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすこともあるため注意が必要です。

またヒートショックは浴室で起こりやすいことが特徴ですが、この要因は温かい部屋から寒い脱衣所で裸になり、さらに温かいお湯につかるという急激な温度変化を体感することにあります。ひとりになる浴室でヒートショックを起こしてしまった場合、そのまま意識を失い浴槽内で溺れてしまうケースも少なくありません。

厚生労働省がまとめた「人口動態統計」と東京消防庁がまとめた「救急搬送データ」を消費者庁が分析したデータによると、高齢者においては交通事故よりヒートショックの被害者数が多いということがわかります。

しかも、交通事故による死亡者数は減少傾向にあり、また一方で不慮の溺死及び溺水は増加傾向にあることが明らかとなっています。この「溺れる」という事故に関する分析の内容を見てみると、発生月において11月~3月という温度が低下する時期に全体の7割が集中しているのです。

これは、急激な温度変化が原因で起こるヒートショックによる影響が大きいと判断できる内容だといえます。





住宅とヒートショックの関係について


ヒートショックを引き起こす原因は温度差の変化による血圧の乱高下です。急激な温度差を体感することでヒートショックのリスクは高まりますが、寒い部屋に移動する必要があることが問題となります。

これはおもに住宅の断熱性能が低いことで起こる現象で、建物内で部屋ごとに温度が異なり、また著しく寒い部屋が存在するということです。

したがってヒートショックのリスクが高い住宅とは、断熱性能が十分ではないことが大きな要素となっており、この場合は何らかの対策が必要となります。

根本的に解決するには建物の断熱性能を高めることになりますが、その他にもいくつかの対策があります。

消費者庁から、ヒートショックによる入浴中の事故対策として入浴習慣を見直すよう下記の内容で発表がありました。



  1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。

  2. 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。

  3. 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。

  4. 食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態での入浴は控えましょう。

  5. 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。

  6. 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。


住宅の断熱性能に不安がある場合は、入浴習慣を見直すことはもちろん、断熱リフォームなど建物内のリスクを排除することを検討してみるのもよいでしょう。





断熱と気密がキモ


ヒートショックを引き起こす大きな原因のひとつは住宅の断熱性能が十分でないことです。建物全体の断熱性能を高めることで、部屋ごとの温度差を小さくすることが可能となります。そして同時に考えないといけないのは気密性を高めることです。

気密性を高めるとはできるだけ建物に隙間をつくらないことになりますが、これは気密測定によって算出するC値という指標で判断できます。

C値とは建物の1m2あたりで隙間がどの程度あるのかということを示しており、数値が小さいほど性能が高くなります。C値は、過去の省エネ基準において5.0cm2/m2以下という基準が設定されていました。(現省エネ基準では削除)

ただし現存する住宅の多くは、隙間が多すぎるためC値の測定は不能となるようなレベルにあるのです。

気密性が低い場合、断熱材の性能を高めたとしても隙間を通じて外気が流入するため室内温度を安定させることが難しくなります。

また室内を暖房しても、同様に外気の流入によって効率が悪くなり、室内温度にもムラが生じます。

建物の断熱性能を向上させるには同時に気密性能を高めないと効果は限定されるため注意が必要です。





ヒートショック対策に効果的なリフォームとは


ヒートショック対策として根本的に解決するには、建物全体を切れ目のない連続した断熱層で覆い、同時に気密性を高めることになります。

しかし、かなり大規模なリフォームとなり、またコストも大きくなるため、現実的には難しいという家庭も多くなるでしょう。

そこで、コストが安く簡単でありながら効果に期待ができる対策として、窓を断熱強化するという方法があります。

ヒートショックは入浴中においてリスクが高いことがさまざまなデータで明らかになっておりますが、とくに窓のある浴室は温度が下がりやすいため注意が必要となります。

というのも、建物の内外において最も熱の移動が行われるのが窓であるためです。窓周辺で冷却された空気は、床方向に滝のように下降して足元から冷えていくという「コールドドラフト」という現象が起きます。浴室内の「コールドドラフト」もヒートショックのリスク要因のひとつとなりますが、窓の断熱強化を行うことで対策として効果が期待できます。

断熱強化の方法としては、インナーサッシ(内窓)の設置や、複層ガラス窓との入れ替えなどがあります。

また浴室に限らず、建物内の窓に対して断熱強化リフォームを施すことで、「コールドドラフト」による室内温度の低下を軽減することが可能です。





まとめ


ヒートショックは住宅の断熱性能が十分でないと起こりやすくなるため、高齢者の家族がいる場合は、必ず何らかの対策をすることが必要です。根本的に住宅を見直すのであれば断熱リフォームが効果的ですが、同時に気密性を高めることが大きなポイントです。

これは断熱材が入っていればよいということではなく施工精度が伴う必要があり、それには施工する人の知識と技術が大きく影響します。完成して期待通りの効果が得られないと意味がありません。

断熱施工の状況において、適正であることを目視によってチェックすることも有効な進め方となります。

建物に精通したホームインスペクター(住宅診断士)によって正しい施工が行われているか確認を行うということも有効な方法のひとつです。



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