さくら事務所ホームインスペクション北海道(住宅診断・住宅検査)

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ホームインスペクション現場実例集・現場同行記

床が傾いているけれど、大丈夫?

2017-05-04

ホームインスペクション風景


 


ホームインスペクション(住宅診断)で見つかることの多い不具合のひとつ、「建物の傾き」。床の傾斜や、壁が垂直でないという症状です。


実は、水平・垂直とも完璧な精度の建物というものはほとんどありません。パソコンや自動車などの工業製品とは違い、現場で人間が工事をするものである以上、一定程度の傾きは認められています。さくら事務所の場合、その許容範囲については「1000分の3」、つまり、10メートルの距離で3センチメートルまでとしています。これは国土交通省告示と同じレベルです。


オートレーザー


 


床の傾斜、その原因とは?


傾きの許容範囲である「1000分の3」を超える場合には、その原因を探りしかるべく対処を行う必要があります。例えば床が傾斜している場合には、原因としては大きく以下の3つが考えられます。


1.床そのものが傾いている

建物全体は問題がないものの、床の部分だけが傾いているケースです。これは多くのケースで床の張りなおしでリカバーできます。


2.建物全体が傾いている

建物全体が傾いているのは、かなり深刻な状態である可能性が高いです。構造上、耐震上の支障がある場合があり、補強などの是正で対処出来ればいいのですが、難しいケースもあります。


3.地盤が傾いている

建物には問題がないものの、地盤が傾いているケースです。これはさらに2パターンに分かれます。


(1)相当の時間が経過している場合

建築後20年異常など、ある程度時間が経過しているケースです。一昔前まで地盤調査や改良をしていないケースも多かったことから、もともと地盤が傾斜している場合が見受けられます。著しい傾きでなければ地盤も落ち着き、これ以上傾きが進行しないことが考えられるので、あとはこの傾きそのものをお住まいになる方が許容するかしないかということになってきます。


(2)建築後まもない場合

現在の建築基準法は事実上、地盤調査を行い、必要があれば改善するよう求めています。それでも地盤の傾きが出ている場合には悪化の可能性もあり、詳細な調査やそれに基づく対応が必要です。


 


建物の傾きは、感覚的に分かっても、専用の機器を使用しないとどれくらい傾いているのかは正確には分かりません。ご心配な方はホームインスペクション(住宅診断)のプロにお任せになると安心でしょう。

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